日々てんてん

漠然とデュアルライフ(多拠点生活)を目指すブログです。

秋元康、宮崎駿、糸井重里ら巨匠12人の仕事論。川村元気著『仕事。』

 

みなさん、仕事は好きですか?

僕は現在半ニート状態ですが、働くのは決して嫌いではありません。

やるからには、自分が楽しく取り組めて、他人に評価してもらえる仕事をやりたいですよね。

今回は、ヒット作を連発する映画プロデューサー川村元気氏が、仕事で世界を面白くしてきた12人の巨匠にインタビューした対談集『仕事。』を紹介します。

 

仕事。

仕事。

 

 川村氏は、「君の名は。」「怒り」「何者」など、数多くの日本映画界きってのヒットメーカー。「世界から猫が消えたなら」「四月になれば彼女は」などで小説家としての才能も発揮しています。

そんな川村氏が、12人のそうそうたるクリエイターたちから、人生を楽しくするための仕事のヒントを探っています。

ソロで生きられる力をつけろ(沢木耕太郎

だけど一人で登れない山もあり得るわけで、そういうときにソロで生きられる力のある人が緩やかなパーティを組むのが、何かを達成するときにはいちばん強い。だから、大切なのは「どこにいてもソロで生きられる力をつけろ」ってことなんですね。新たなパーティに誘ってくれる人がいるとき、参加できる準備をしておくことが生き方の理想形だと思う。

 ソロで生きられる=ひとりで稼げる能力。

何らかの分野のスペシャリストになれば、ひとりでも生きられるし、グループでの仕事にも対応できます。

普段は個で活動しているスペシャリストたちが集まると、本当の意味で強い集団が生まれます。そこにいつ呼ばれてもいいように、刀は常に磨いておく。

会社という集団だけではなく、一個人としても生きていける力を身に着けたいものですね。

戻ってくる力さえ磨いておけばいい(秋元康

常に正解のほうになんか進めないんだよ。だから、間違った道を行っても、戻ってくる力さえ磨いておけばいい。間違いとか失敗とか全然関係ないって感じで、何度でも甦ってきて、たまに「やっぱりアイツの右ストレートはすごい」っていう仕事をするやつが、最もクリエイティブだよね。

これは秋元氏自身にも当てはまるのでは?

おニャン子やAKBなど大ヒット企画が目立っていますが、人気が出ず、ひっそり消えていった黒歴史な企画も多いはず(ネズミっ子クラブとか)。

たとえうまくいかなくても、何事もなかったかのように戻って、まだ前に進み続ければ、そのうちいい結果に巡り合える。

これは、クリエイティブなことに関わらず、仕事全般に言えることなのかもしれません。

  作品によってどこにどう問題意識を持つか(宮崎駿

彼の声というより、これはちょっと僕の思い込みも入ってますけど、彼そのものが痛ましいほど正直な生き方をしている。だから、台詞をしゃべらせても純度が全然違う。すっきりしていて、普通の青年の声になるんです。要するに、作品によってどこにどう問題意識を持つかということです。

風立ちぬ」で堀越二郎の声優が庵野監督になったと聞いたときは、ホント驚きました(笑)

ジブリ作品ではこれまでも「となりのトトロ」で糸井重里氏、「耳をすませば」で立花隆氏を起用するなど、本職の声優以外の芸能人や著名人を起用してきましたが、今回はなんといっても主役です。

しかし、実際に観てみると違和感(棒読み…)を感じたのは最初だけで、物語が進むにつれて堀越二郎というキャラクターの素朴さや純粋さとマッチしていました。

「痛ましいほど正直な生き方をしている」という起用の理由がすてきですね。

勤めるのが嫌だったところが原点(糸井重里

もっと言うと、受験とか就職とか、若者がリスクを抱えて、そんなことばかり考えなくてもいいよっていうのも言いたいね。どうやって生きていくかってことを、面白くやれよって。だって、僕なんか勤めるのが泣きたいくらいいやだったというところが原点なんです。夏休みが終わる前とか、悲しくなかったですか? やっぱり、ラクしたい自分をやみくもに否定しちゃだめだよね。

仕事は、つらくて大変なものというのが前提でしょうか。

 勤めるのが泣くほどいやだったことや、夏休みが終わる前の悲しさが、仕事の原点というのは面白いですね。ラクしたい自分をむやみに否定せず、面白い仕事をして生きていく自分を肯定していきましょう。

「人、事、物」に貪欲(篠山紀信) 

あと、スランプだろうがなんだろうが、撮り続けるとかやり続けるってことが重要なんだと思うね。動いていればとりあえずいろんな人に会うし、そこからきっかけが生まれるでしょ。そういう意味で、やっぱり僕は時代や人からもらうから。バブルの頃はバブルの頃で、はじけたらはじけたで、面白いことが起こる。そうした「人、事、物」に貪欲に近づいてるというだけだから。

「人、事、物」に貪欲に近づいていると、いくら時代が変わろうが面白いことが起こる。 

写真家としてのモチベーションが「ただ撮った写真を褒められたいから」というのも姿勢もさすがです。

褒められたい、喜んでもらいたい、役に立ちたい。

こんな純粋な思いが、仕事を面白くさせてくれるのでしょう。

今日のてんてん

本書を読んで、面白い仕事をしたいという思いが一層強くなりました。

12人それぞれの仕事の意味が、とても興味深かったです。

 

チャオ(^o^)/